こどもがレールから外れる時

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昨日のひまわりさんクラス。

いつもお母さんの後ろに隠れているYくん。

「ちゃんとやってほしい」「前に出てほしい」

そういうお母さんの気持ち。

わかります(^_-)-☆

 

で、今日もちょっぴり不調のYくん。

お母さんたちが教室の外へ出て、レッスン後半はこどもたちだけの時間。

それでも

拗ねてるのか・・・

構ってほしいのか・・・

なかなかみんなの輪に入らず。

おともだちと二人組の取り組みでは

知らないふりして壁の方に逃げていった。

「こんな風にしていたらおともだちだって嫌な気持ちだよね」

そう伝えると

「今日は幼稚園のお仕事でちょっと疲れたんだ」

そう話してくれました。

「じゃあ、椅子に座ってみんなの様子を見学してて。」

そう話すと素直に椅子に座ってみんなを見学。

どうやら本当に疲れているっぽかった。

 

 

その後も

歌の取り組み

書き取りの取り組み

をしていると、笑って一緒に楽しんだりと

気持ちは、いったりきたり・・・

そしたら急に

持っていた道具を足で蹴り始め

「やりたくないのに」

と言い始めた。

 

カチーン!!!!

ときたさっこ先生。

モノにあたる様子を許すわけにはいきません。

「自分が疲れていたら道具を足で蹴っていいの?」

かなり強い口調で話しました。

Yくんはすぐに

ヤバイ!

と気づき、先生から目をそらせます。

「ちゃんと先生の目をみなさい!」

するとちゃんと素直に私を見ました。

目にいっぱい涙を浮かべながら

必死にこらえています。

「これでいいの?」

必死に首を横に振り

ゆっくりと道具を直し始めた。

 

その後、周りにいたおともだちも

気になりながら

そっと見守り

最後のま~るくな~れ~では

皆がYくんの側に集まって手をとった。

 

最後はちょっぴり放心状態になっていたYくん。

ご挨拶の後、二人だけで話をした。

どうして疲れているんだろう?

元気いっぱいになるには?

夜は何時に寝ているの?

ごはんはいっぱい食べてる?

そしたら。

好き嫌いの話や

お家でのことや

いっぱいお話をしてくれました。

今日の不調が全部吹っ飛ぶくらいな

満面な笑みで

いっぱいお話をしてくれました。

 

その後も一部始終を話したら

お母さんが一言

「たぶん今引かれてきたレールから一気にぜ~んぶ抜け出したいんだはず」

お母さん。

それをわかっているだけで素晴らしいです。

 

 

母とは

こどもの将来を考えて

色々・・・

色々・・・

考えます。

時にやりすぎ!

と周囲から言われても

母にしかわからない

子への想い。

って、絶対にあるはずです。

 

「もっと色んな人と関われてがむしゃらに遊べるような園に入れておけばよかった」

なんて話していましたが

きっと、この2~3年ママが選んでやってきたことは

これからのYくんの人生の

基本の土台となる。

と、強く感じました。

そして、その苦労もまた

ある時に

手放す勇気だって必要です。

 

なかなか

積み上げてきたものを

手放すことって勇気がいりますが

その時が一番

我が子は羽ばたこうとしている瞬間なんだと想います。

 

 

 

今日のYくんの様子。

そしてお母さんの言葉。

赤ちゃんの頃からずっと頑張っている

Yくんとママのことを

一気に想い出しました。

そして確信しました。

 

Yくんが大きく成長する瞬間。

来年のかるみあさんには

大きく大きく成長した姿を発揮してくれると想います。

 

子育ての四訓

1 乳児期はしっかり肌を離すな

2 幼児期は肌を離せ 手を離すな

3 児童期は手を離せ 目を離すな

4 思春期は目を離せ 心を離すな

 

我が子との関わり。

成長と共に

親である私たちも

関わり方を成長しなくてはいけません。

いつも我が子のことを

”心配”

するのではなく

”信頼”

する子育てを。

 

 

 

 

 

 

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